Oral-B iO9を半年使ってわかった正直なデメリット
1万円超えの電動歯ブラシOral-B iO9を半年使って気づいた本音の不満点を全部書く。買う前に知りたかったデメリットと、それでも買ってよかった理由を正直にレビュー。
Oral-B iO9は「買って後悔はしていない」が、買う前に知りたかったことが3つある。
これを先に言っておく。iO9は悪い製品じゃない。むしろ歯のクリーニング感はフィリップスのソニッケアーより俺の口には合っていたし、歯茎の状態も明らかに改善した。ただ、15,000円前後という価格帯の製品を買うとき、「こういうデメリットがある」という情報がレビュー記事にほぼ載っていなかった。半年使ったいま、その情報を書く。
Oral-B iO9を買った経緯
使っていたフィリップス ソニッケアー プロテクトクリーンが5年目でバッテリーがへたり、充電が1週間もたなくなった。交換タイミングとして普通だと思う。次もソニッケアーにするか迷ったが、歯科衛生士の知人に「回転式のOral-Bは歯垢除去率が違う」と言われ、せっかくなら上位モデルをと思ってiO9を選んだ。
Amazonで購入、当時の価格は14,800円。ブラシヘッドは別売りで4本セットが約2,000円。本体の価格帯としては「ちょっと奮発した」ゾーンだ。
半年使ってわかったデメリット4つ
1. 充電スタンドが「置けない洗面台」に存在する
iO9の充電はマグネット式スタンドへの「置くだけ充電」だ。見た目はスマートで悪くない。問題はスタンドの直径が約7cmあり、スタンドの底面が平らでないと安定しないこと。俺の洗面台は縁が少し湾曲しているタイプで、スタンドがわずかに傾く。傾いた状態だと本体との接触が甘くなり、充電が途中で切れていることが2回あった。平らな棚や洗面台なら問題ないが、オールドマンションや造作洗面台ユーザーは要注意だ。
2. ブラシヘッドのランニングコストが思ったより高い
メーカー推奨の交換サイクルは3ヶ月。ブラシヘッド1本の単品価格は600〜700円前後、4本セットで約2,000円(Amazonのタイムセール時)。年間コストはざっくり2,000〜2,800円。悪くはないが、Oral-B純正以外のサードパーティ製ヘッドを使うとアプリが「純正ではない」と警告を出し、プレッシャーセンサーの精度が落ちるという報告がある。実際に俺も1本試したが、アプリの磨き評価が明らかに不安定になった。実質的に純正縛りだ。
3. スマートフォンアプリが「あってもなくてもいい」レベル
iO9最大のセールスポイントのひとつが専用アプリ「Oral-B」との連携だ。歯を6エリアに分けてリアルタイムで磨けているかガイドしてくれる機能は、最初の2週間は面白かった。が、慣れたら見なくなった。スマホをトイレットペーパーホルダーや鏡の前に置かないと見えないという使用導線の悪さが原因だ。スマートウォッチと連携できれば違ったかもしれないが、現状Wear OSとの連携はない。アプリを全く使わなくても本体だけで完結するので、「スマート機能に金を払う気はない」人にはiO9じゃなくてもいい、という話になってくる。
4. 本体が重い
iO9の本体重量は約168g。前機種のソニッケアー プロテクトクリーン(約148g)と比べると20g重い。数字だけ見ると微差だが、毎日2分間、手を上げた状態で使うと地味に腕が疲れる。特に朝イチはこたえる。これは慣れの問題もあるが、半年経ったいまも完全には慣れていない。
ソニッケアー ダイヤモンドクリーンとの比較
同価格帯の競合として真っ先に上がるのがフィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン(9000シリーズ)だ。価格は同等か若干高め。
| Oral-B iO9 | ソニッケアー 9000 | |
|---|---|---|
| 駆動方式 | 回転往復式 | 音波式 |
| 1分あたりの動作数 | 約48,000回 | 約62,000回 |
| 充電方式 | マグネット式スタンド | グラス充電 |
| 重量 | 約168g | 約145g |
| アプリ連携 | あり | あり |
歯垢除去の「ゴリゴリ感」を求めるならiO9、歯茎への刺激を抑えたいならソニッケアーという使い分けが正直なところだ。知覚過敏がある人や歯茎が弱い人はソニッケアーの音波式のほうが合う可能性が高い。俺は歯垢が溜まりやすい体質なので、iO9の回転式のほうが合っていた。
結論。「こういう人は買い」「こういう人は見送り」
iO9を買っていい人
- 定期的な歯科クリーニングで「歯垢が多い」と言われたことがある
- 洗面台がフラットで充電スタンドを安定設置できる環境
- ブラシヘッドの純正縛りを許容できる(年間2,000〜3,000円程度)
- スマート機能は「おまけ」と割り切れる
見送っていい人
- 知覚過敏持ち、または歯茎が敏感(音波式の方が向く)
- すでにソニッケアーで満足している
- スマート機能・アプリ連携に価値を感じたい(現状のアプリ完成度では期待しないほうがいい)
- 洗面台の収納スペースが限られていて、置き場所が確保できない
1万円超えの電動歯ブラシを買うとき、一番後悔するのは「使いこなせなかった」パターンだ。機能が多い製品ほど、自分の使用環境と生活習慣に合っているかを先に確認しておくことが全てだと思う。
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