Anker S500 vs Jabra Speak2 55、正直どっちがいいか

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Anker PowerConf S500とJabra Speak2 55を在宅会議で数ヶ月使い比べた本音レビュー。音拾い・エコーキャンセル・価格差を正直に比較して結論を出す。

Anker PowerConf S500とJabra Speak2 55、価格差1万円以上の価値があるかと聞かれたら、「用途次第でS500で十分」と答える。


両方買った経緯——ヘッドセット疲れが限界だった

週4〜5日フルリモートになって約2年。最初はSennheiserのヘッドセットで乗り切っていたが、1日3〜4本のZoom・Teams会議が続くと、耳とこめかみへの圧迫が地味にきつい。「スピーカーフォンに切り替えよう」と決めたのが昨年の秋。

最初に買ったのがAnker PowerConf S500(実売15,000円前後)。3ヶ月ほど使ったところで、仕事で使っていた会社支給のJabra Speak2 55(実売28,000円前後)を自腹で買い足した。同じ環境・同じ部屋・同じ会議ツールで使い比べたので、条件はほぼ揃っている。

部屋は6畳の洋室。フローリング。エアコンの風が若干入る環境で、「生活感のある部屋」でのテレワークという点では、読んでいる人と近い条件だと思う。


数ヶ月使ってわかったこと——正直な比較

音拾い:S500は優秀、Speak2 55はさらに一枚上手

Anker PowerConf S500は6基のマイクアレイを搭載していて、360度集音をうたっている。実際、1〜2人での会議なら集音力に不満はゼロだった。机の端から端(約120cm)で話しても相手に聞こえる。

Jabra Speak2 55は4基のマイクだが、Jabra独自の処理が効いているのか、拾い方が自然だ。「声が通る」というより「空気ごと届く」感覚に近い。相手から「音質が上がった?」と言われたのはSpeakに切り替えたタイミングだった。距離耐性も高く、立ってホワイトボードに書きながら話す状況(約1.5m離れる)でも途切れなかった。

エコーキャンセル:両者とも実用レベル、差は「うるさい環境」で出る

エコーキャンセルそのものは、静かな書斎なら両方とも問題ない。差が出るのは、エアコンのルーバー音やキーボード打鍵音が重なる状況。

S500は、キーボード音が会議中に「コツコツ」と相手に漏れることがあった。Teamsの「録音」機能で自分の声を確認したら、打鍵音が混じっているのが確認できた。頻度は高くないが、ゼロではない。

Speak2 55はほぼカットされている。キーボードを打ちながら話す「ながら会議」をするなら、Jabraに軍配が上がる。

Bluetooth接続の安定性:S500の方がトラブルが少ない

意外だったのがここ。Jabra Speak2 55はBluetooth接続で数回、会議中に音が途切れるトラブルがあった。MacBook ProのBluetooth周りとの相性かもしれないが、S500では同じ環境で一度も起きていない。

USB-Cケーブル接続に切り替えれば安定するが、「ワイヤレスで使いたい」という人はSpeak2 55のBT接続に過度な期待をしない方がいい。

操作性・デザイン:Jabra Speak2 55の完成度が高い

ボタンの配置・押し心地・ミュートのLEDフィードバック、すべてJabraの方が洗練されている。S500のミュートボタンは少し固く、咄嗟のミュートで「あれ、押せた?」と迷うことが何度かあった。

充電はどちらもUSB-C。S500はバッテリー持ち最大20時間、Speak2 55は最大26時間とカタログスペックはほぼ同等。実使用では両方とも2〜3日は充電なしで使えた。

価格差1万3,000円の評価

実売でS500が約15,000円、Speak2 55が約28,000円。差額は約13,000円。この差を埋めるだけの価値があるかを正直に言うと、「週に5日以上、複数人で長時間会議する人」なら埋まる。「1〜2人との打ち合わせが中心」なら埋まらない。


競合・代替品との立ち位置

同価格帯で比較対象になるのはPoly Sync 20(実売約12,000円)とEPOS EXPAND 20(実売約20,000円)。

Poly Sync 20はさらに安価でコスパ重視。音質はS500に劣るが、シンプルに使いたいライトユーザーには選択肢になる。EPOS EXPAND 20はS500とSpeak2 55の中間に位置するが、国内での認知度が低く、ファームウェアアップデートの頻度も少ない印象で、安心感はAnker・Jabraに負ける。

S500はこのカテゴリの「コスパ最強」の座を取っている。Speak2 55は「プロ機材」として一段上にいる。この2択の構図は正直だと思う。


結論——「こういう人は買い」を明確に分ける

Anker PowerConf S500 を買っていい人

  • 在宅で1〜2人の会議が中心
  • 予算15,000円以内に抑えたい
  • 打鍵音が会議に混入してもそこまで気にしない
  • ガジェット沼に入る最初の1台を探している

Jabra Speak2 55 を選ぶべき人

  • 週5日フルリモートで1日複数本の会議が当たり前
  • 「声の届き方」にうるさい相手と頻繁に話す(経営層・クライアントなど)
  • キーボードを打ちながら会議する「ながら会議」が多い
  • 3〜4人での小規模グループ会議に使う

俺の結論:テレワークのスタンダードとして買うならS500、これを武器にしたいならSpeak2 55。S500を買って不満が出たら、その時点でSpeak2 55に乗り換えるルートが一番コスト効率がいい。いきなりSpeak2 55に突っ込む必要はない。

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