登山デビューで装備費用をかけすぎた。俺の反省と今なら最初に買うもの

登山初心者が装備に使った総額は約15万円。半分以上は無駄だった。2026年現在の視点で、最初に何を買うべきかを本音で書く。

登山デビューの装備費用、俺は15万円以上溶かした。そのうち本当に必要だったのは半分以下だ。


登山を始めた経緯と、最初の「全部揃えたい病」

3年前、会社の同僚に誘われて奥多摩・御岳山に行くことになった。標高929m、コースタイム3時間弱の、誰がどう見ても入門コースだ。にもかかわらず俺がやったのは、登山専門店に2回通い、Youtubeで「登山装備 初心者 完全版」的な動画を10本以上見て、「ちゃんとやるなら全部揃えろ」という謎の義務感に従って買い物カゴを埋めることだった。

登山靴:28,000円。ザック(30L):22,000円。レインウェア(上下):35,000円。ベースレイヤー×2:18,000円。トレッキングポール:12,000円。行動食・地図・ヘッドライム・コンパス……気づいたら総額15万円を超えていた。

御岳山に行くのに、だ。


実際に使ってわかったこと:何が必要で、何が無駄だったか

正直に言う。半分は一年以上タンスの肥やしだった

トレッキングポールは初回から全く使わなかった。御岳山レベルでポールを出す場面がなく、以降4回の山行でも「荷物として担ぐだけ」だった。使い始めたのは北アルプス・燕岳に挑戦した1年後。つまり1年間、邪魔なだけだった。

ベースレイヤーは2枚買ったが、mont-bellのジオラインL.W.一択でよかった。同時に買った「コスパ重視の1枚」は3回で着心地が劣化して捨てた。ここは金を惜しんだのが裏目に出た。

レインウェアに35,000円かけたのは、結果的に正解だった。ただ「日帰り低山専門なら最初はモンベルのストームクルーザーで十分」という現実も後から知った。当時買ったのはアークテリクスのベータSL。性能は文句なしだが、御岳山デビューに必要なスペックではない。

本当に最初から買ってよかったもの

登山靴だけは妥協しなくてよかった。 足が痛い山行は何も楽しくない。SCARPAのミトスを選んだが、3年・20回以上使った今もソールの張り替えで現役だ。靴だけは初日から「ちゃんとしたもの」を選んで正解だった。

ザックは30Lを買ったが、日帰りメインなら20〜25Lで十分だった。30Lは「空間が余ると無駄なものを詰め込む」という罠があり、初回から荷物が重くなる原因になった。


競合・代替の視点:今なら何をどう揃えるか

2026年現在、登山ギアの選択肢は3年前より整理されている。俺が今から登山デビューするとしたら、最初の予算は6〜7万円に抑える

最初に買うもの(優先順)

  1. 登山靴(2〜3万円):SALOMON X Ultra 4かLOWA Merger GTあたり。ローカットでも最初はいい。とにかく試し履きして、足に合うものを選ぶ。ここだけはオンライン購入禁止。

  2. ザック 20〜25L(1〜1.5万円):osprey・グレゴリーの入門ラインで十分。最初から30L以上は要らない。

  3. レインウェア上下(1.5〜2万円):モンベルのストームクルーザーで出発点として十分。ゴアテックスの本物を選べば後悔しない。

  4. ベースレイヤー(3,000〜5,000円):mont-bell ジオラインL.W.一択。迷わなくていい。

後回しでいいもの

  • トレッキングポール:日帰り低〜中山では最初から不要。膝に不安が出てきたら買えばいい。
  • 高機能ミドルレイヤー:フリースはユニクロのフリースジャケットで最初の1年はしのげる。
  • GPS端末:スマホのYAMAPで最初は完全に足りる。

「全部揃えてから行く」思考が一番の無駄

これが本質だ。装備は山に行きながら「何が足りないか」を体感して揃えるべきもので、行く前に全部揃えようとすると俺みたいに余計なものを15万円分買う羽目になる。最初の山行で「これがあれば良かった」と思ったものだけ次に追加する。そのサイクルが正解だった。


まとめ:最初の装備費用は6万円で十分だった

3年後の今、俺の装備は充実している。ただしその大半は「山に行き続けたことで必要性を理解して買い足したもの」だ。最初の15万円のうち真に必要だったのは登山靴・ザック・レインウェアの合計7万円程度だった。

これから登山を始める30〜40代に言えることは一つ。靴とザックとレインウェアを揃えたら、さっさと山に行け。 残りは山が教えてくれる。

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