MX Keys MiniとHHKB Studio、半年使い比べた正直な結論
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Logicool MX Keys MiniとHHKB Studioを在宅デスクで半年使い比べ。打鍵感・Bluetooth切替・携帯性の実力差を忖度なしで語る。どっちを買うべきか迷ってる人への答えはここにある。
MX Keys MiniとHHKB Studio、正直に言う。用途が違う製品を比べようとしている時点で、選び方を間違えている可能性が高い。
ただ、「コンパクートキーボード 2択」でこの2台が候補に上がるのはわかる。価格帯が近く(MX Keys Miniが約1.5万円、HHKB Studioが約3.4万円)、どちらもUSBレシーバーとBluetoothのマルチデバイス対応。サイズも似ている。だから迷う。俺も迷った。で、両方買って半年使った。その話をする。
買った経緯。MacとWindowsを1台ずつ並べるデスクが原因だった
在宅勤務が完全に定着して、デスクに常時2台並べる構成が固定化した。会社支給のWindows機と、個人のM2 MacBook Pro。キーボードを毎回差し替えるのが地味にストレスで、マルチデバイス対応のコンパクートキーボードを探し始めた。
最初に買ったのはMX Keys Mini(英字配列)。打鍵感の評判が良く、バックライトがあって暗い部屋でも使える点が決め手だった。約1.5万円なら試しやすい。3ヶ月使ったところで、どうしても「もっと打鍵感が欲しい」という気持ちが抑えられなくなり、HHKB Studio(墨・英字)を追加購入した。約3.4万円。清水の舞台から飛び降りた。
半年使ってわかったこと。打鍵感・切替速度・携帯性の本当の差
打鍵感:勝負にならない、がそれが全てじゃない
HHKB Studioの打鍵感は別次元だ。静電容量無接点方式ではなく、今回からメカニカル(リニアスイッチ採用)に変わったが、それでもスコスコとした底打ち感の少ないキーストロークは長文タイピングで手が疲れない。1日6〜8時間キーボードを叩く仕事なら、これは体感できる差になる。
MX Keys Miniはパンタグラフ式。打鍵感は「悪くない」。ただし正直に言うと、3ヶ月使っていて「もっといいものがある」と気づいてしまったのが全てを物語っている。薄型ラップトップに慣れているなら十分以上。でも一度HHKB Studioを触ると、もう戻れない。
Bluetooth切替:MX Keys Miniのほうが速くて安定していた
ここは意外だった。MX Keys MiniはEasySwitch(Logicool独自)で、ボタン長押しで約1〜2秒。ほぼストレスゼロ。HHKB Studioは公式スペック通り接続まで2〜4秒かかることがあり、たまに再ペアリングが必要になる場面があった(MacとWindows間の切替で2回遭遇)。
毎日複数デバイスを行き来するなら、切替の快適さはMX Keys Miniが上。これは正直予想外だった。
ポインティングスティック(HHKB Studio限定):使うかどうかで評価が分かれる
HHKB Studioには、キーボード中央にThinkPadライクなポインティングスティックとジェスチャーパッドが搭載されている。マウスに手を伸ばす動作が減るのは本当で、テキスト中心の作業ならホームポジションから手を離さずに済む。ただし精度はThinkPadの純正スティックには及ばない。慣れれば使えるが、「これのために3.4万円払う価値があるか」と問われると正直微妙。
携帯性:スペック上は似ているが、重さが違う
MX Keys Mini:295g、HHKB Studio:540g。倍近い差がある。MX Keys Miniはカバンに入れてもほぼ気にならない。HHKB Studioはモバイル不可ではないが、毎日持ち歩くには少々重い。デスク固定ならどちらも問題ないが、週に1〜2回カフェや出先で使うなら、この差は積み重なって効いてくる。
バックライト:MX Keys Miniの圧勝
HHKB Studioにはバックライトがない。これは購入前から知っていたが、実際に薄暗い部屋で使い始めると地味に困る。MX Keys Miniは手の接近を検知して自動点灯するスマートイルミネーション付き。暗所での作業が多い人には無視できない差だ。
競合との比較。この2台の立ち位置を整理する
同価格帯でよく名前が出るのはKeychron K3 Pro(約1.4万円)とRealforce R3(約3万円〜)。
Keychron K3 Proはホットスワップ対応でスイッチを自分で換装できる自由度がある。打鍵感をカスタマイズしたい人にはこちらが面白い選択肢。MX Keys Miniよりコスパが高く、HHKB Studioより安い。ただしBluetoothの安定性は3台中最も不安定だった(個体差の可能性あり)。
Realforce R3は静電容量無接点方式の本家で、打鍵感の滑らかさはHHKB Studioと甲乙つけがたい。ポインティングスティックが不要でとにかく打ち心地だけを求めるなら、R3もあり。ただしHHKB Studioと価格帯が近いため、ここでもどっちかの選択になる。
結論。「こういう人は買い」を条件で切り分ける
MX Keys Miniを買うべき人
- 予算1〜1.5万円で収めたい
- カフェや出先にも持ち歩く頻度が月に4回以上ある
- 暗い部屋やベッドサイドでも使う
- 打鍵感よりBluetooth切替の速さと安定性を優先する
- ラップトップのキーボードに不満がなく、「もう少し良いもの」が欲しい程度
HHKB Studioを買うべき人
- 1日5時間以上キーボードを叩く仕事をしている
- 打鍵感に妥協できない。一度体感したら戻れない体質だとわかっている
- デスク固定メインで、持ち歩きは月1〜2回以下
- ポインティングスティックに興味があるか、ThinkPadユーザーだった
- 3.4万円を「道具への投資」として納得して出せる
どちらも見送るべき人
- 打鍵感にこだわりがあって、メカニカルのカスタマイズを楽しみたい → Keychron K3 Pro
- HHKB Studioが欲しいが予算が足りない → 旧型のHHKB Professional HYBRID Type-Sを中古で探すほうが幸福度が高い
俺の結論は「デスク固定で仕事量が多いならHHKB Studio、それ以外はMX Keys Mini」だ。2台並べて使ってわかったのは、これが同じカテゴリの製品ではなく、使い手のライフスタイルに合わせて選ぶものだということ。価格差2万円は、毎日の打鍵感への課金と考えれば安い。そう思えない人はMX Keys Miniで十分すぎるほど満足できる。
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