Liberty 4 NCとWF-1000XM5、3ヶ月使い比べた正直な結論
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Anker Soundcore Liberty 4 NCとSony WF-1000XM5を3ヶ月使い比べ。ノイキャン・音質・装着感を正直に比較。どちらを買うべきか、価格差を超えた価値があるかを言い切る。
Liberty 4 NCはWF-1000XM5に「ほぼ勝てない」が、価格差を考えると話が変わる。
3ヶ月、通勤と在宅ワークと出張で両方を使い倒した。結論から言えば、純粋なスペック勝負ではSonyに軍配が上がる。ただ、その差が価格差(約1万円)に見合うかどうかは、使い方によって完全に逆転する。
買った経緯:WF-1000XM5を使いながらLiberty 4 NCに手を出した理由
俺はもともとWF-1000XM5のユーザーだった。2023年に約4万円で購入し、満足していた。ところが、Anker Soundcore Liberty 4 NCが実売1万5千円前後でリリースされ、ベンチマーク系のYouTube動画でノイキャン性能が「XM5に迫る」と言われはじめた。
その言葉を真に受けてすぐ買うほど単純ではないが、検証したくなる性分なので購入。そこから3ヶ月、毎日どちらかを耳に突っ込んで使い続けた。
使用シーン:
- 平日の電車通勤(往復約90分)
- 在宅ワーク中のBGMとビデオ会議
- 月1〜2回の出張(新幹線・飛行機)
この3パターンで体感できる差は、思ったより明確に出た。
実際に3ヶ月使ってわかったこと
ノイズキャンセリング性能:WF-1000XM5が一枚上手だった
YouTubeの「迫る」という評価は、正直盛っている。
電車のホームで試した感覚は、WF-1000XM5が「音の壁を作る」感じなのに対し、Liberty 4 NCは「音量を下げる」感じ。低周波のロードノイズや電車の走行音の処理は、XM5の方が明らかに自然で深い。
一方、カフェや新幹線の社内程度の環境音であれば、Liberty 4 NCも十分に使えるレベルだった。「ノイキャンがないよりはるかにマシ」ではなく「これで集中できる」という水準には達している。3万円台と比べてはいけないが、1万円台のイヤホンとしては本物だ。
ポイント別評価:
- 電車ホーム(激しいノイズ):WF-1000XM5の圧勝
- 新幹線車内:WF-1000XM5がやや優位
- カフェ・オフィス:体感ほぼ同等
音質:用途によって逆転する
WF-1000XM5はLDAC対応で、ハイレゾ音源をきちんと再生できる。音の分離感、低域のコントロール、高域の伸び、いずれも現行最高水準のひとつだ。ジャズやアコースティック系をじっくり聴くなら、差は歴然。
Liberty 4 NCはLDACには非対応だが、SBCとAACは対応。iPhoneユーザーがApple Musicで聴く分には、正直そこまで差を感じない場面も多かった。低域が若干強調されたチューニングで、ポップスやロックはむしろ「ノリがいい」と感じるくらいだ。
ただ、解像度が求められるクラシックや、細かい音を拾いたいリスニングになると、XM5との差は縮まらない。これは事実として受け入れる必要がある。
装着感:Liberty 4 NCの方が長時間楽だった
ここは予想外の結果だった。
WF-1000XM5は初代と比べて大幅に小型化されたが、それでも耳に入る部分の体積は大きめで、2時間を超えると耳の奥に圧迫感が出る。俺の耳の形の問題もあるかもしれないが、フィットしにくいと感じることが複数回あった。
Liberty 4 NCは本体が軽く、イヤーチップの選択肢も豊富で、長時間装着でも違和感が出にくかった。在宅ワークで4〜5時間つけっぱなしにしたとき、Liberty 4 NCの方が疲れが少なかった。
バッテリーについては、Liberty 4 NC単体で最大10時間(ノイキャンオン時は約6時間)、XM5は最大8時間(ノイキャンオン時は約8時間)。実使用でLiberty 4 NCのノイキャンオン時の持ちはカタログ値より落ちる印象で、5〜5.5時間程度だった。
アプリ・接続安定性:ほぼ互角、ただしXM5に一日の長
Sony「Headphones Connect」は完成度が高く、イコライザー・DSEE Extreme・外音取り込みの調整など細かく設定できる。Anker「Soundcore」アプリも機能は充実していて、ノイキャン強度の調整やHearIDによる聴覚特性テストなど面白い機能はある。ただ、接続の安定感や切り替えのスムーズさはXM5の方がわずかに上だった。
WF-1000XM5との比較まとめ
| 項目 | Liberty 4 NC | WF-1000XM5 |
|---|---|---|
| 価格(実売) | 約15,000円 | 約30,000〜35,000円 |
| ノイキャン性能 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 音質(LDAC) | 非対応 | 対応 |
| 装着感 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| バッテリー | 最大10h | 最大8h |
| アプリ完成度 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
Liberty 4 NCが勝っているのは、価格と装着感とバッテリー。あとは「コスパ」という文脈での圧倒的な優位だ。
結論:こういう人はLiberty 4 NCを買え、こういう人はXM5を選べ
Liberty 4 NCを買うべき人
- 予算2万円以内でノイキャンを試したい人
- 長時間(4時間超)の連続装着が多い人
- 音楽はSpotify・Apple Musicのストリーミングで済ませている人
- イヤホンを使い捨て感覚で2〜3年ごとに買い換えるつもりの人
- すでにWF-1000XM5を持っていて「2台目のサブ機」を探している人(俺はこのパターン)
WF-1000XM5を選ぶべき人
- 飛行機や新幹線でのノイキャン性能に妥協したくない人
- ハイレゾ音源やLDACの恩恵を受けたい人(Androidユーザー特に)
- 「最高のものをひとつ買って長く使う」スタンスの人
- ビデオ会議の通話品質を重視する人(マイク性能もXM5が上)
Liberty 4 NCは「価格なりに妥協する製品」ではなく、「価格の1.5倍の価値を出せる製品」だと思っている。ただ、それはあくまでも比較対象が1万円台という文脈での話だ。3万円台の本気機種を超えているわけではない。
それを理解した上で買えば、裏切られることはない。
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