キャンプ道具を30点まで買って手放したもの・残したもの
キャンプ道具を30点まで増やした結果、半分近くを手放した。買いすぎて気づいた「本当に使う道具」と「ただ持っていただけの道具」を正直に整理する。
キャンプ道具は、増やした数だけ賢くなれるわけじゃない。
30点まで買い揃えて、今手元に残っているのは18点。残りの12点は売るか人にあげた。損切りして気づいたのは、「使う道具」と「持ってる道具」は全然別物だということだ。
キャンプ道具が30点に膨らんだ経緯
キャンプを始めたのは2021年。最初は必要最低限で揃えたつもりだったが、SNSとYouTubeが全部ぶち壊した。「あの焚き火台がいい」「このシェルターが映える」という情報が止まらず、3年かけて気づいたら道具の数が30を超えていた。
保管場所は車のトランクと押し入れで半々。キャンプに行くたびに「あれ持ったっけ」という確認作業が増えて、準備が苦痛になり始めた。週1ペースで行っていたのが月1に落ちた時点で「これはまずい」と思い、全部並べて棚卸しした。
使ってわかった「手放したもの」と「残したもの」
手放した道具12点、正直な理由
ダッチオーブン(10インチ、約5kg)
最も重かった後悔。炉端焼きや煮込みへの憧れで購入したが、実際に使ったのは8回のキャンプで3回だけ。シーズニングのメンテが面倒で、気づいたら錆止めのまま放置していた。重量5kgはソロキャンプでは完全にオーバースペックだ。ファミキャンでも結局スキレットで事足りる。
大型スクリーンタープ(4×4m)
設営に20分かかる。ソロかデュオキャンプがメインになった今、これを展開する場面が消えた。「いつかグループキャンプで使う」という思考は罠で、「いつか」はほぼ来ない。
ランタンポール×2本目
「光量が足りない時のサブ」として買ったが、メインランタンの明るさを上げれば済む話だった。ポールは場所を取る割に出番ゼロ。
チェア2脚目(Helinox系のコンパクトチェア)
ソロキャンに2脚は要らない。「誰か来た時用」という保険思考で買ったが、来客がある時は相手が自分の道具を持ってくる。
他にも、折りたたみテーブル2台目、ハンマー2本目(チタンとスチール)、使い捨てではない紙皿系の食器セット、調理用トング4本(なぜ4本)なども処分した。共通点は全部「2個目」か「保険」だった。
残した道具18点、本当に使うもの
テント:ogawa ステイシーST-II
設営6分、重量3.2kg。これを超えるソロ〜デュオ用テントにまだ出会っていない。前室が広くて靴と荷物が置けるのが決め手。ポールが折れたことがなく、2年半で30泊以上使っている。
焚き火台:ユニフレーム ファイアグリル
収納時40×40×6cm、重量1.7kg。網も付いていて調理もできる。ソロロースタイルほど地面に近くないので、長時間座っても腰が痛くなりにくい。安い、丈夫、替えが効く。この3条件を全部満たす。
バーナー:SOTO ST-310 レギュレーターストーブ
気温5℃でも火力が落ちない。冬キャンに行くなら必須スペックだ。重量73gで収納は手のひらサイズ。5年使っても壊れていない。
ランタン:BioLite AlpenGlow 500
充電式、明るさ500ルーメン、重量340g。電池切れの心配がなく、色温度を変えられるのが思った以上に便利だった。焚き火とこれ1灯で十分な明るさが確保できる。
クッカー:スノーピーク チタントレック 900
1人分の米が炊ける、ラーメンが作れる、湯が沸かせる。この3つができれば調理クッカーは1個でいい。チタンなので軽く、5年使っても底が歪んでいない。
他の残留組は、寝袋(ナンガ オーロラ 450DX)、マット(サーマレスト Zライト ソル)、ヘッドランプ(ブラックダイヤモンド スポット350)、ナイフ(モーラナイフ コンパニオン)、トング1本、メスティン、コップ(チタンシングルウォール)、ファーストエイドキット、ロープ10m、ペグ×16本、グローブ、ガスカートリッジ×2という構成だ。
同じ失敗をしやすいギア選びとの比較
ダッチオーブン vs スキレット
料理の幅はダッチオーブンが圧倒的に広い。ただ、それを活かせる「キャンプで凝った料理を作る時間」が自分にはなかった。スキレット(ロッジ6.5インチ、重量1kg)は洗いやすく、肉を焼くなら十分だ。「料理にキャンプを合わせるか、キャンプに料理を合わせるか」を先に決めてから選ぶべきだった。
大型タープ vs ヘキサタープ
DDタープ3×3(重量560g)に替えてから設営が5分になった。設営が早いと「次も行こう」という気持ちが続く。道具の軽さ・速さは、キャンプ頻度に直結する。大型タープはファミリーキャンプか、グループキャンプ専用だと割り切るべきだ。
「2個持ち」はほぼ全部不要だった
ハンマー、トング、テーブル、チェア。全部2個目を手放した。唯一「2個持ちで正解」だったのはペグだけ。スチールとチタンで使い分けている。地面の硬さによって使い分けるのは合理的だ。
まとめ:「使う道具」は思ったより少ない
30点まで増やして気づいたのは、「使う道具」は結局15〜20点に収まるということだ。それ以上は全部「持っているだけ」になる。道具が増えると準備が面倒になり、キャンプの頻度が落ちる。本末転倒だ。
これからキャンプ道具を揃えるなら、「2個目を買う前に1個目を20回使え」というルールを自分に課せばいい。それだけで無駄な出費の8割は防げる。
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