テント1人設営、慣れるまで正直7回かかった話

初めてソロキャンプ用テントを買った俺が、1人でスムーズに設営できるようになるまで何回かかったか。失敗のパターンと克服した方法を正直に書く。

テントを1人でスムーズに張れるようになるまで、俺は7回かかった。

「簡単設営」と書いてあるテントを買ったのに、最初の3回は30分以上かかった。その経験を正直に書く。同じ初心者が同じ無駄をしないために。

買ったきっかけと最初の状況

2025年の春、42歳にして初めてソロキャンプを始めた。テントはAmazonで評判が良かった2〜3kgクラスのダブルウォール型ドームテント、3万円台のモデルを選んだ。設営動画をYouTubeで2本見て「これならいける」と思ったのが間違いだった。

最初の設営場所は自宅の庭。地面は平らで障害物なし。それでも33分かかった。

原因は3つだった。

  • ポールをどの順番でスリーブに通すか迷った
  • ペグダウンの順番を間違えてフライシートが歪んだ
  • 説明書を見ながら作業するための「第三の手」がなかった

実際に7回試してわかったこと

良かった点:回数を重ねると体が覚える

4回目あたりから「考える」フェーズが消えた。ポールを持った瞬間に手が動き始める感覚。自転車と同じで、一度身体に入ると忘れない。7回目は庭で14分、実際のキャンプ場(地面が硬い、傾斜あり)でも22分で張れた。

1〜3回目の所要時間の内訳を振り返ると、迷いに使っている時間が全体の6割だった。つまり「どうするか考える時間」さえなくなれば、設営自体はそれほど難しくない。

悪かった点:「簡単設営」は経験者基準の話だった

「設営10分」という商品説明は嘘じゃないが、「慣れた人間が」という前提が省略されている。初回に10分で張れる初心者はほぼいない。この表記は正直どうかと思う。

また、フライシートのテンションの張り方は説明書だけでは理解しにくかった。文字と図だけでなく、メーカーが公式動画を出しているかどうかを購入前に確認すべきだった。俺が買ったモデルは動画なし。これは選択ミスだった。

「7回」の内訳と何が変わったか

回数設営時間状況気づき
1回目33分自宅の庭説明書が邪魔
2回目28分自宅の庭ペグ順を固定した
3回目24分自宅の庭フライの張り方を改善
4回目19分公園の芝迷いが減った
5回目16分公園の芝流れが安定
6回目14分自宅の庭体が覚えた
7回目22分実際のキャンプ場地面の硬さに対応できた

転換点は4回目だった。「考える→動く」から「動きながら考える」に変わった瞬間がある。そこを超えると急に楽になる。

やっておけばよかった練習法

あとで知ったが、経験者に聞くと「目を閉じて設営できるまで繰り返せ」という話があった。誇張に聞こえるが、本質は正しい。暗闇や雨の中で設営する状況も実際に起きる。手順を完全に身体化しておくことに損はない。

もう一つ有効だったのは、撤収作業の練習を先にやること。テントをたたむ作業をくり返すと、逆算で「どこから組み立てればいいか」が自然とわかってくる。

他のテントとの比較

ワンポール型(ティピー型)との比較

友人が持っているワンポール型を1回だけ借りて設営してみた。構造がシンプルなぶん、初回から15分以下で張れた。ただし前室がほぼなく、雨の日の出入りが不便。居住性を重視するならドーム型の方が結果的に快適だと思う。

エアテント(インフレータブル型)について

2026年現在、ポールなしで空気を入れるだけで設営できるエアテントが増えてきた。設営時間だけで言えば確かに早い。ただし重量が重くなりがちで、パンクリスクもある。徒歩キャンプや登山には向かない。車移動で設営の楽さを最優先するなら選択肢に入る。

結論として何回練習すべきか

最低5回。庭でいい。実際のキャンプ場に持ち込む前に、自宅で5回張ってほしい。これをやるかやらないかで、初回キャンプの満足度が全然変わる。俺は3回で「もういける」と思って4回目に初キャンプに行った。正直、設営で消耗してキャンプ自体が半分しか楽しめなかった。

テントの設営は「スキル」だ。道具のスペックじゃなく、使う側の習熟度の問題。それを最初に理解していれば、もう少し早く楽しめたと思う。

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