DOD わがやのテントを1年使って正直に言う

コスパ重視でDODわがやのテントを選び、1年間ソロからグループまで使い倒した。耐久性・設営・居住性の正直な評価と「買うべき人・見送るべき人」を明確に語る。

DOD わがやのテントは「値段以上」だ。ただし、使い方を間違えると後悔する。


コスパ重視で選んだ経緯

2023年秋、テントを新調することにした。それまで使っていたのはコールマンのタフスクリーン2ルームハウス。悪くはなかったが、インナーテントが独立していないトンネル型の閉塞感と、収納時の重量(約20kg)にうんざりしていた。

候補は3つ。スノーピークのエントリー2ルームエルフィールド(約8万円)、コールマンのウェザーマスター(約10万円)、そしてDODのわがやのテント(約5万円台)。予算はできれば6万以内。スペックを並べたとき、わがやのテントのコスパが頭一つ抜けていた。

居住スペースは5×5mのヘキサゴン型。インナーテントは取り外せるので、シェルター運用も可能。重量は約17kg。価格帯は最安値で5万円前後。これで家族3人(子どもひとり)+ソロ使用に対応するつもりで購入を決めた。


1年使ってわかったこと

設営は「慣れれば40分」だが、最初は1時間超える

ポールは6本。メインポール4本+リッジポール2本の構成で、手順自体は難しくない。ただ最初の2〜3回は確実に1時間以上かかる。説明書の図が小さくて見づらいのと、ガイロープの張り方に慣れが必要なためだ。

2人いれば40分以内には張れるようになる。ソロだと50〜60分見ておくべき。ここは正直に言っておく。「簡単」ではない。

居住性は本物だった

ヘキサゴン形状の恩恵は想像以上だった。インナーテントを端に寄せても、残ったリビングスペースが広い。コットを2台並べてもチェアとテーブルが入る。3人家族で使ったとき、「これで十分すぎる」と妻に言わせたのは、このゆとりだと思う。

天井高は最大200cm。圧迫感がない。夏の虫対策でインナーを外してフルメッシュ運用したときの通気性も十分で、これは個人的に大きなプラス評価だった。

耐水圧と耐久性、1年後の正直な状態

フライシートの耐水圧は3000mm。スペックとしては合格ライン。実際に1年間で大雨を2回経験したが、どちらも浸水ゼロだった。縫い目のシームテープも今のところ剥がれていない。

問題はジッパー。インナーテントのドア部分のジッパーが、1年目の後半から若干引っかかりを感じるようになった。壊れてはいないが、スムーズさが落ちた。頻繁な開閉が多いファミリー用途では、ここが最初に消耗するポイントだと思っておいた方がいい。

ポールは今のところ変形・破損なし。ただアルミ素材のため、強風時の「たわみ」は感じる。ペグダウンとガイロープを確実にやっておかないと、風速10m/s前後でも不安になる場面があった。

収納サイズと重量は覚悟が必要

収納サイズは約φ32×70cm、重量は約17kg。これをひとりで車に積み込む作業は地味につらい。特にフライシートのたたみ方が雑になると、袋に入らなくなる。徐々にコツをつかんだが、キャンプ終わりの撤収時に疲れているとストレスになる。車がミニバンや大型SUVなら問題ないが、コンパクトカーで荷物が多い場合は積載計画が必要だ。


スノーピーク エントリー2ルーム エルフィールドと比較した

最後まで迷ったエルフィールドと、1年後の今も比較して考える。

エルフィールドのアドバンテージ

  • ポールの色分けが明確で設営がわかりやすい
  • ブランドの安心感とアフターサポート
  • 収納時のまとまりがいい

わがやのテントのアドバンテージ

  • 価格差は2〜3万円。この差でペグやチェア、ランタンが揃う
  • 居住面積はむしろ広い(エルフィールドの前室+インナーと比較しても体感は広い)
  • シェルター単体運用の汎用性が高い

結論として、「スノーピークのブランド体験込みで買いたい人」にはエルフィールドが正解だ。純粋に「スペックと使い勝手に対していくら払うか」で考えると、わがやのテントに軍配が上がる。


結論。こういう人は買い、こういう人は見送り

買っていい人

  • ファミリー3〜5人でのキャンプがメイン用途
  • 年間5〜10泊程度の使用頻度
  • 車はSUVかミニバンで積載に余裕がある
  • 予算6万以内でできるだけ広いシェルターが欲しい
  • タープ不要のオールインワン運用をしたい

見送った方がいい人

  • ソロキャンプ専用で使いたい(完全にオーバースペック)
  • 徒歩・自転車・バイクキャンプのサブテントとして考えている
  • 年間20泊以上のヘビーユーザー(ジッパーなど消耗品の耐久性に不安が残る)
  • 設営・撤収を素早く済ませたい人(慣れても40分以上かかる)

1年使って「買って正解だったか」と問われれば、正解だ。5万円台でこの広さと耐水性は今でも他に選択肢がほとんどない。ただし「楽に設営できる」という期待は捨てて買うこと。それだけは先に言っておく。

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