ST-310を1年使って気づいたデメリット3つ【正直レビュー】

※本記事はプロモーション(Amazonアソシエイトリンク)を含みます

SOTO レギュレーターストーブ ST-310を1年間キャンプで使い続けてわかった、買う前に知っておくべきデメリット3つを正直に書く。愛着はあるが、これを知らずに買うと後悔するかもしれない。

ST-310は買って損のないバーナーだ。ただ、1年使ってみると「これ、事前に知りたかった」と思う不満が3つある。

ST-310を買うまでの経緯

2023年の春、ソロキャンプを本格的に始めるにあたってバーナーを探していた。当時の俺の条件はシンプルで、「寒い時期でもちゃんと燃える」「コンパクト」「見た目がうるさくない」の3点だった。

候補はいくつか挙がったが、最終的にST-310を選んだ理由はレギュレーター機能の存在だ。気温が低い環境ではガスの気化が追いつかず火力が落ちる。SODのマイクロレギュレーターはその問題を圧力調整で緩和する機構で、秋冬も使いたい自分には理にかなっていた。スペック上の連続燃焼時間は約1.5時間(EPA缶250g使用時)、収納サイズは88×70mm。この数字も悪くない。

購入から現在まで、デイキャンプ含めて約40回使っている。愛着は間違いなくある。だからこそ、正直に書く。


1年使ってわかった3つの不満

不満①:五徳が小さすぎて大きなクッカーが不安定だった

ST-310の五徳(ゴトク)は折りたたみ式で、広げた状態でも直径は約11cm前後。ここにモンベルのアルパインクッカー角型16やスノーピークのトレック1400など、やや大きめのクッカーを載せると、正直グラつく。

沸騰時に鍋が揺れるのは想定内だが、重心が高いとひっくり返しそうになる瞬間が何度かあった。特に傾斜のある地面や風が吹いているシーンでは神経を使う。

これは公式でも認識されているらしく、オプションの「フォールディングサポート ST-3104」という専用の五徳補助アダプターが存在する。ただし、これが別売りなのは素直に不満だ。本体価格が5,000円前後の製品に対して、安全に使うためのパーツを別途買わせる設計はどうかと思う。購入を考えているなら、最初からセットで予算を組んでおけ。

不満②:点火イグナイターの耐久性が低かった

ST-310には本体に点火スイッチが内蔵されている。最初の数ヶ月は快適で、ライターなしでワンタッチ点火できるのは素直に便利だと思っていた。

ところが購入から約7ヶ月目、20回ほど使った段階でイグナイターが反応しなくなった。火花は出るが着火しない、を繰り返すうちに、ある日完全に沈黙した。

レビューをあとから調べると、同じ症状の報告が一定数ある。俺だけではないらしい。現在はライターで点火しているが、「イグナイター内蔵」を強みとして選んだ身としては釈然としない。

対策として、SOTOのST-4810Aというスペア用イグナイターが存在するが、ここでも別売りだ。予備のライターをセットで持ち歩くのが現実解になる。最初からそのつもりで運用すれば問題はないが、知らずに買うと「あれ?」となる。

不満③:風に想像以上に弱かった

レギュレーター機能で寒さには強いが、風には想像以上に弱い。バーナーヘッドの構造上、炎が外に広がりやすく、海岸や高原など風が抜ける場所では火力が著しく不安定になる。

俺が特にきつかったのは秋の浜辺でのデイキャンプだ。風速5〜6m/s程度でお湯を沸かすのに通常の倍近くかかった。ウインドスクリーン(風防)を使えば改善するが、ガス缶とバーナーが一体構造のため、風防でガス缶まで覆ってしまうとガス缶が過熱するリスクがある。これはガス爆発につながりかねない危険な行為なので絶対にやってはいけない。

結果として、ST-310単体では「風のある場所での調理」には向かないと割り切る必要がある。風防は缶を避けてバーナー側だけにかける、もしくは設営場所を工夫するしかない。これはST-310固有の問題ではなくガス一体型バーナー全般の話だが、ST-310を初めてのバーナーとして選ぶ人には特に伝えておきたい。


競合との比較:Primus P-115とEPIgas REVO-3700と並べてみた

ST-310と同価格帯のシングルバーナーとして挙がりやすいのが、Primus P-115 フェムタスEPIgas REVO-3700だ。

項目ST-310Primus P-115EPIgas REVO-3700
火力(最大)2.9kW2.1kW3.1kW
重量73g73g87g
レギュレーターありなしあり
五徳の安定感やや低普通高い
点火スイッチあり(壊れやすい)なしあり
価格帯約5,000円約3,000円約7,000円

REVO-3700は五徳が大きく、安定感でST-310に勝る。ただし重量と価格がワンランク上。Primus P-115は最軽量クラスだが寒冷地での火力低下が顕著。

「寒い時期に使いたい・軽さも欲しい・予算5,000円以内」という条件であれば、ST-310は依然として最有力だ。ただし五徳補助パーツ込みで予算を組むこと。


結論:こういう人は買い、こういう人は見送り

買っていい人

  • 春〜冬まで通年でキャンプに行く
  • ソロ〜2人程度でシンプルな調理(お湯・簡単な炒め物)をする
  • 軽量化を優先している(73gは優秀)
  • 五徳補助アダプターとセットで購入できる予算がある
  • イグナイター故障を前提にライターを常備できる

見送ったほうがいい人

  • 大きなクッカーや鍋で本格調理をしたい
  • 風の強い環境(海辺・尾根・高原)をメインフィールドにしている
  • ギア類の不具合にストレスを感じやすい
  • 「最初の1台でオールマイティに使いたい」と考えている

ST-310を1年使って愛着があるのは本当だ。ただ「オールラウンダー」ではなく「特定条件で強い専門家」に近い。その特性を理解した上で買えば、後悔はしない。

忖度なし厳選アイテム

忖度なし厳選

SOTO レギュレーターストーブ ST-310

“通年ソロキャンに使える73gの定番。五徳補助アダプターとセットで購入が正解。”

Amazonで確認する

※ Amazonアソシエイトリンクです

この記事が役に立ったら

Xでシェアして、仲間に届けてほしい。

全記事を読む →