キャンプコットを買って後悔した話、正直に書く

コット派に憧れて購入した俺が感じた重さ・設営の手間・コスパの本音。買う前に知っておくべきデメリットと、今の正直な使い方をまとめた。

キャンプコットは「買って後悔した」ギアランキングで俺の中で堂々1位だ。

正確に言うと「後悔→使い方を変えたら気に入った」という流れなんだが、最初の半年は完全に持て余していた。コット沼に踏み込もうとしている人には、この記事を先に読んでほしい。


買った経緯:インスタのキャンプ画像に完全にやられた

3年前の秋、ソロキャンプを本格的に始めて2シーズン目に差し掛かったころ、インスタで「コットでくつろぐオッさん」の画像を見て即欲しくなった。テントの中でコットに横たわり、コーヒーを飲んでいる。地面から浮いているあの感じ。

購入したのはアウトドアブランドの2-way仕様のコット、価格は1万8千円前後。ハイ・ロー両対応で「使い勝手がいい」とレビューにあったやつだ。重量は約1.9kg。ポール込みで収納サイズは60cm超。「まあ、これくらい大丈夫だろ」と思っていた。

完全に甘かった。


実際に使ってわかったこと:良い点と、俺が後悔した点

良かった点

地面の冷気・湿気から完全に解放される

これは本当だ。秋〜冬キャンプで地面からの底冷えがなくなるのは体感で明らかに違う。インフレーターマットと組み合わせていたときと比べて、睡眠の質は上がった。腰も楽。翌朝の体のしんどさが減った。

テント内のレイアウトが組みやすくなる

コットを置くと自然に「寝る場所」が固定される。荷物の置き場所も整理されて、テント内がすっきりした。これは地味に気に入っている。

後悔した点:3つ正直に書く

① 重さと収納サイズが思ったよりキツい

1.9kgという数字は「まあ軽いほうだろ」と思っていたが、他のギアと合算するとじわじわ効く。ソロキャンプで車移動でも、駐車場からサイトまで運ぶときにリュック+コットの組み合わせは普通にしんどい。オートサイトで車横付けできる環境ならまだいいが、少しでも歩く距離が出ると地味に憂鬱になる。

収納サイズ60cm超というのも、車のトランクの積載効率を思ったより下げた。テント・タープ・チェア・テーブルと並べると、コットが一番「無駄にスペースを食う」存在になった。

② 設営が「一手間」で済まない

広告では「簡単組み立て」と書いてあったが、慣れるまでの最初の3回は普通に手間取った。特に2-wayタイプのハイポジション設営はポール差し込みに力がいる。冬の夜、手がかじかんだ状態でやると地味に消耗する。慣れれば5〜7分で組めるが、それでも設営・撤収に余計な時間がかかるのは事実だ。

③ ソロテントとの相性問題

俺がメインで使っているのは前室付きの1〜2人用テント、インナーサイズは約210×90cm。コットを広げると通路がほぼなくなる。テント内で着替えるのが地味に窮屈になった。「コットを使うならテントもそれに合わせて選ぶ」という発想が最初から必要だったと今は思う。


競合・代替品との比較:買い直しを考えたときに調べたこと

後悔した後、本気で「コットやめてエア系マットに戻るか、それとも別のコットにするか」を考えた。

エアマット(サーマレスト・ネオエアー系)との比較

ネオエアーXサーモのRサイズで重量わずか340g、収納は500mlペットボトル以下。保温性(R値)も高い。快適さで言えば正直コットとほぼ互角で、軽量・コンパクトさでは圧倒的にマット有利。価格は高いが、荷物を軽くしたいソロキャンパーにはマットのほうが合理的だと思った。

Helinox コットワンとの比較

俺が後悔してから「もしコットを買い直すなら」と真剣に調べたのがHelinox コットワン コンバーチブル。重量約1.9kgで収納サイズは55×14×14cmと細くて長い形状。価格は6〜7万円台と高いが、ポールの差し込みが明確にスムーズで設営しやすく、フレームの剛性が段違いだというのは実際に店頭で触って確認した。「コットに本気で投資するならここ」という判断はできる。安いコットで妥協して後悔するくらいなら、最初からHelinoxを買ったほうが長期的には正解だったかもしれない。


結論:「こういう人は買い」「こういう人は見送り」を正直に分ける

コットを買っていい人

  • 車横付けオートサイト専用と割り切れる人。徒歩移動がほぼない環境なら重さと収納サイズのデメリットは大幅に薄まる
  • テントのインナーサイズが210×120cm以上ある人。2ルームテントや広めのファミリーテントならコットの恩恵を最大限受けられる
  • 冬キャンプを年に5回以上やる人。底冷え対策としての費用対効果が明確に出る頻度
  • 腰・膝に不安がある人。地面の起き上がりがしんどくなってきた30〜40代には、この点だけで買う価値がある

見送ったほうがいい人

  • ソロ・ミニマム装備志向の人。マットで代替できる。重さと手間のコストが割に合わない
  • 設営スピードを重視する人。慣れても5〜7分余計にかかる。それが気になるなら向いていない
  • まず「安いやつで試したい」と思っている人。1万円台のコットで妥協すると俺みたいに後悔する。買うなら最初からHelinoxクラスを選ぶべき
  • テントを変える気がない人。今のテントのサイズをまず確認してほしい。コットを入れたときの動線を頭でシミュレートしてから決めるべきだ

俺は今、コットをオートサイト専用ギアと割り切って使っている。徒歩移動が発生するキャンプにはもう持っていかない。それだけで「後悔」は「まあ使える」に変わった。道具は使いどころを決めてやると化ける。でもそれを最初から知りたかった、というのが正直なところだ。

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