MX Anywhere 3Sを1年使った正直レビュー【後悔と納得】

※本記事はプロモーション(Amazonアソシエイトリンク)を含みます

MX Master 3Sと迷ってMX Anywhere 3Sを選んだ俺が、1年間使い続けてわかった本当のこと。携帯性・疲労感・ホイールの実力まで正直に書く。

MX Anywhere 3Sは「良いマウス」だ。ただ、MX Master 3Sと迷っていた人間が1年使うと、後悔とも納得とも言えない複雑な感情が残る。


MX Master 3Sを蹴ってAnywhereを選んだ理由

2023年秋、リモートワーク比率が週4日に上がったタイミングでメインマウスを刷新した。候補はLogicoolの上位2モデル一択だった。

  • MX Master 3S:重量145g、マルチデバイス対応、親指ホイール・ジェスチャーボタン搭載
  • MX Anywhere 3S:重量99g、同じく3台切り替え、ただしコンパクトボディ

決め手は「カフェ・新幹線でも使う」という用途だった。Master 3Sは自宅据え置きのサイズ感で、鞄に入れると存在感がでかすぎる。Anywhereなら小型ポーチに収まる。価格差も約3,000円。軽さと携帯性にベットして、Anywhereを選んだ。

予算は9,000円前後、購入はAmazon。届いた日に即セットアップして、そのまま今日まで1年使い続けている。


1年使ってわかったこと:良い点と悪い点

良かった点

① Magspeedホイールは本物だった

正直、これが一番の収穫だ。MagSpeedホイール(電磁気スクロール)はMaster 3Sから引き継がれた機能で、Anywhereサイズに収まっているとは思えない精度がある。通常モードとフリースピンモードの切り替えが親指一本で完結し、長いコードを一瞬で下まで飛ばせる。Excelで数百行のシートをスクロールするとき、これがないと戻れないレベルで快適だ。

② 99gという重量は明確な差になる

Master 3Sより46g軽い。数字だけ見ると大した差ではないように聞こえるが、8時間使い続けた腕の疲れ方が違う。特に夕方以降の集中力が落ちた時間帯に、軽さのアドバンテージを体感する。

③ Logi Boltの安定性は本当に優秀

Bluetooth接続に比べて遅延がない。ゲーミングマウスほどの話ではないが、仕事用として使う上でカーソルがもたつく感覚がゼロだ。Bluetoothでも接続できるが、Logi Boltレシーバーを挿したまま使うことを勧める。

④ どこでも使える、は本当だった

選んだ理由そのままだが、これは嘘ではなかった。ガラス面以外ならほぼどこでも動く。新幹線の膝上、カフェの大理石テーブル、膝の上に置いたノートの表紙。トラッキング精度で困ったことは1年で一度もない。


正直に言う:後悔した点

① グリップ疲労は想定より早く来た

ここが一番の誤算だ。Anywhereはコンパクトゆえ、手のひら全体でホールドするパームグリップが取れない。必然的に指先でつまむクロウグリップ寄りになる。俺の手のサイズは手首から中指の先まで約19cm(平均よりやや大きめ)で、このサイズになるとAnywhereは「小さい」と感じる局面が増える。3〜4時間の連続作業を毎日やると、親指と薬指の付け根が張ってくる。Master 3Sならこうはならなかっただろう、と思う瞬間が月に数回ある。

② サイドボタンが2つしかない

Master 3Sには親指ホイールとジェスチャーボタンがある。Anywhereにあるのは進む・戻るの2ボタンのみ。Logicool Optionsでカスタマイズできるが、割り当てられるアクション数に上限がある。クリエイティブ系の作業でショートカットを多用する人には物足りない。俺は主にテキストと表計算なので致命的ではないが、動画編集や画像加工がメインなら確実に不満が出る。

③ 充電端子がUSB-Cになった恩恵を過大評価していた

前世代のMicro-Bから進化した点として推されていたが、ケーブル1本で済むというだけで、充電しながら使うには不向きなサイズ感は変わらない。バッテリー持ちは70日(公称)で、実際は50〜60日程度。不満はないが、「USB-Cになった!」と喜んだ俺は少し冷静になれと言いたい。


MX Master 3Sと並べて正直に比較する

項目MX Anywhere 3SMX Master 3S
重量99g145g
サイズ100.5×61.6×34.4mm124.9×84.3×51mm
ホイールMagSpeedMagSpeed
サイドホイールなしあり
ボタン数67
バッテリー最大70日最大70日
実売価格約9,000円約14,000円

価格差5,000円に何が含まれるかというと、「大きい手でも疲れないサイズ」「サイドホイール」「ジェスチャーボタン」の3点だ。携帯用途がないなら、その5,000円は十分に意味がある。俺は携帯用途を言い訳に選んだが、実際にカフェで作業した回数は週2〜3回。据え置きで使う時間の方が圧倒的に長かった。そこは読み違えた。


結論:こういう人は買い、こういう人は見送り

買って正解な人

  • 手のサイズが18cm以下(女性・手が小さめの男性)
  • 週3回以上、外でラップトップと一緒に持ち歩く
  • 予算を9,000円に抑えたい
  • ゲーミングマウスからの乗り換えで「ちょうどいいサイズ感」を探している

見送りを勧める人

  • 手のサイズが19cm以上で、1日6時間以上マウスを使う
  • 自宅またはオフィス固定で使う(携帯用途がほぼない)
  • Photoshop・Premiere・Illustratorをメインで使う(ボタンが足りなくなる)
  • 「一番良いものを長く使いたい」タイプ(その5,000円は出せ)

1年使って俺の結論はこうだ。MX Anywhere 3Sは「良い妥協」であって「最良の選択」ではなかった。 ただし、携帯前提のサブ機として考えるなら、このカテゴリに対抗できるマウスは今もない。据え置きメイン、たまに持ち出す程度なら、俺と同じ後悔をする前に5,000円を追加してMaster 3Sを選べ。

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