iPad買って3ヶ月、俺の使い方は完全に予想外だった

「仕事効率化」を夢見てiPadを買った俺が、3ヶ月後に本当にやっていることを正直に書く。購入前後でここまで使い方が変わるとは思わなかった。

「仕事効率化」を夢見てiPadを買った俺の使い方は、3ヶ月後に完全に別物になっていた。

よかれと思って描いたビジョン——Apple Pencilでノートを取り、Zoomで颯爽と画面共有し、スキマ時間に読書——は、ほぼ全滅した。これはその記録だ。


買ったのは「iPad Air M2 11インチ」、理由は「なんとなく中間」だったから

購入したのは2025年の年末。iPad Air M2(11インチ、Wi-Fi、256GB)を約9万円で買った。

Pro買うほどではない、でもminiは画面が小さい気がする——という理由で「Air」に落ち着いた。典型的な中間選択だ。Apple Pencil Pro(別途約18,000円)も一緒に買った。

想定していた使い方は以下の通り。

  • 仕事:GoodNotesで打ち合わせメモ、PDFへの書き込み
  • インプット:Kindleで技術書・ビジネス書を読む
  • 動画学習:Udemyの講座を移動中に消化する
  • サブ作業:Slackチェック、メール処理をMacと分けて行う

どれも3ヶ月後にはほぼやっていない。


実際に使ってわかったこと——「思ってたんと違う」の連続だった

GoodNotesは2週間で開かなくなった

Apple Pencilで手書きメモを取る構想は、現実の前に崩れ去った。

仕事の打ち合わせ中にiPadを机に立てて、スタイラスで書き始めると——遅い。考えながら書く速度がキーボード入力の半分以下になる。会議の流れについていけない。結局NotionをMacで開いてタイピングするほうが圧倒的に速いという事実に、2週間で気づいた。

GoodNotesが輝くのは「図を書きながら整理する」ときだけで、それは月に3回あるかないか。Apple Pencilは今、ほぼ充電台の飾りだ。

Kindleはいつの間にかメインデバイスになった

予想外に「正解」だったのはここだ。

iPhone(6.7インチ)でもKindleは読めるが、iPad 11インチの画面は体験が根本的に違う。技術書や写真・図版が多いビジネス書が「紙に近い密度」で読める。バックライト調整も細かくできるので、深夜に寝ながら読んでも目が痛くなりにくい。

3ヶ月で読んだ本は11冊。前の3ヶ月は4冊だったので、読書量は約2.7倍になった。これだけで買った価値はあったと思っている。

動画学習は「ながら見」に化けた

Udemyを「集中して勉強する」ために使うつもりだったが、実際は料理しながら・筋トレしながらの「ながら視聴」がメインになった。スタンドに立てて、キッチンカウンターに置いておく。この使い方はスマホより明らかにいい。画面が大きいから離れた場所からでもコードが読める。

「ながら勉強」を否定する気はない。俺の場合、それで実際にPython講座を1本完走できた。

「サブ作業デバイス」は幻想だった

MacとiPadを並べてSidecar接続——これをやったのは最初の1週間だけだ。

操作感の違い(キーボード+トラックパッドとタッチ操作の切り替え)が地味に脳のコストを食う。ウィンドウ管理も混乱する。結局「Macだけでやる」のが最も効率がいいという結論になった。

意外な用途:漫画リーダーとして最強

誰も聞いていないが、漫画を読む体験が異常にいい。

電子書籍サービス(俺はeBookJapan)で買った漫画をiPad 11インチで読むと、見開きページが「ちょうどいいサイズ」で収まる。Kindleと違い、見開き表示でコマの細部まで潰れない。週に2〜3回は漫画を読んでいる。

これは想定外の「当たり」だった。


Apple純正キーボードカバー vs サードパーティ製、試して比較した

キーボードについても買い直しの失敗があったので書いておく。

最初にMagic Keyboard(縦型スタンド型、約39,000円)を買った。タイピング感は悪くないが、膝の上では不安定で使いにくい。3週間で売却した。

次に買ったのがESR製のマグネットキーボードケース(約7,000円)。Bluetooth接続、脱着可能。これが正直「ほぼ十分」だった。キーストロークは浅めだが、カフェや移動先での使用なら問題ない。iPadを「ノートPC的に使いたい」なら、Magic Keyboardにこだわる必要はないと思っている。

純正の優位点は「トラックパッドの精度」と「磁気接続の安定感」だけだ。その差に32,000円を払えるかは、用途次第。俺には払えなかった。


3ヶ月使って、iPad Airを買ってよかったか

結論:よかった。ただし、想定の60%しか使っていない。

仕事効率化ツールとしての期待値は外れた。だが「読書デバイス」「ながら動画学習デバイス」「漫画リーダー」として毎日触っている。

9万円のタブレットとして正当化できるか、と言われると微妙なラインだ。でも俺の場合、読書量が2.7倍になった事実は無視できない。本1冊あたりの情報摂取量が増えたことで、仕事のアイデアや判断の質が上がっている感覚がある。

Apple Pencilは、もし買い直すなら「最初から買わない」選択をする。月3回しか使わないなら、18,000円は高い。

iPad Airを迷っている30〜40代へのアドバイスは1つ:「何に使うか」より「今、何が面倒か」を先に洗い出せ。

俺のように「なんとなく便利そう」で買うと、使い方が3ヶ月で別物になる。それでも結果的に満足しているのは、「別の使い方」にちゃんとハマれたからだ。全員がそうなるとは限らない。

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